【知的資本論】
今日読んだ本は、
【知的資本論】
こちらの本をレゾリました。
昨夜のTVで増田宗昭さんを紹介していたので、再び読んでみたくなり、手に取りました。
目的設定は、
顧客価値を考えるにおいて重要なこととは何か?
三幕のトリガーワードからまとめると、
- 企業は全てデザイナー集団
- 居心地のいい時間と空間デザイン
- 答えは常に顧客の中にある
「顧客価値」と聞いて何を思い浮かべるだろうか?まずは顧客目線を思い浮かべました。ところが、殆どの企業は大きな間違いを犯していることに気付いているでしょうか?
それは、顧客価値は会議室では生まれないということです。
顧客のいる現場に立って、考え抜く事で見えてくるものがあるはずです。
それが顧客価値へと繋がっていくのではないでしょうか?
皆さんの会社は大丈夫でしょうか?
人は、居心地のいい空間が用意されれば、
そこに集まる。
そしてそのシンプルな感覚というものは、今の世の中でとても大切な要素の一つではないだろうか?
ネット上にはない、風であったり、光であったり、
それらが創りだす、
「居心地の良さ」も提案できるようなリアル店舗が、
次のリピートに繋がっていくのではないかと感じています。
私もセミナーを開催していますが、最近はこういうことを意識するようになりました。いかに心地良い空間を演出し、安心感のある場所を提供出来るか?
光、最適な環境も提供出来るのか?ということも重要です。
これらのことを、ヒューマンスケール
という言葉で著者は表現されています。
これからの企業は全てデザイナー集団でなければ生き残ることは出来ないと、
言っています。これはどの業界においても同じことであるということです。
デザインが商品の本質である以上、そこにコミット出来ないスタッフは、この時点ですでに無用の長物だということです。
皆さんは、こういったことを考えながら仕事をしているでしょうか?
優れたデザインとは、顧客のライフスタイルの提案までもが表現されていることです。
先にも述べましたが、人が集まる場所と言うのは、
居心地のいい時間と空間をデザインすること、
リアル店舗にこだわる著者の顧客価値への最大の提供の一つであるとも言えるのではないかと考えます。
ブランド力というのは、B/S(貸借対照表)には記載されないということです。
だからこそ、これに載らない知的資産が重要であると言えるのです。
顧客価値の答えは常に顧客の中にある、
ということです。
決して会議室に答えなど転がっていないということです。
今日も全ての事に感謝です!