【雀鬼流】
今日読んだ本は、
【雀鬼流】
こちらの本のレゾリました。
勝負師として20年間無敗を誇る、桜井章一さんの本です。
この方の考え方、生き方は、今の時代でも十分通用すると思っています。
目的設定は、
世間をしっかりと見極める能力を身につけるために必要なこととは?
三幕のトリガーワードからまとめると、
- 日常生活のだらしなさ、いい加減さは勝負時にも出る
- 日常生活のすべての行為に心を込める
- ふんぞり返るな
- 自分を律する
- 捨てる勇気を持つ
- 自力本願
雀鬼会では、麻雀そのものを教えることより、
- 挨拶をする
- 時間を守る
といった、日常の生活態度を仕込むことの方が多いと、著者はいっています。
日常生活のだらしなさ、いい加減さは、麻雀にも出てくるということなのです。
これは、麻雀に限らず、普段の仕事、トレード、生活、全てに於いて共通することです。勝負事には、特に顕著に表れると言うことですね。見る人が見ればすぐにわかります。当たり前の事を当たり前にこなすことが基本中の基本だと言うことです。
著者が強かった要因の一つが、日常生活で他人も自分も裏切らず、地運を重ねて天運を呼び込んだことだと、言っています。
天運=ツキ
地運=天運のない時にも自分をよい方向へ持っていける能力
日頃からケジメのない行動をしたり、トラブル、困難から逃げ回っているようでは、麻雀も強くならないし、自分の強さ、弱さが顕著に表れてくるそうです。
仕事でも同じだということです。日常生活全ての行為に心を込めなければいけないということ、心あらずではそのような結果しか出なくて当然だということです。
そして、
やるべきことを先延ばしにしないこと
ビジネス書にも良く書かれていますね。先延ばしにしてもいいことなどありません。チャンスを逃すことになります。日頃からのこういった行為も、勝負の世界では明暗を分けることになります。自分を律することの大切さを教えてくれています。
この本の中で、勝負のことについて触れられている部分がありました。トレードと共通している部分でもありました。
- 内容があって勝つ
- 内容があって負ける
- 内容がなくて勝つ
内容があって勝つのが一番いいですね。
トレードもしっかりした根拠でエントリーして利益が出ることが何よりも大切。
その次は、内容があって負ける。トレードでは、しっかりした根拠でエントリーして損切りにかかった状態です。根拠がしっかりとした内容で損切りにあった場合は仕方ありません。
そこから学ぶことはあるはずです。
内容がなくて勝つ、トレードでいう、何の根拠もなしに動く方向へ飛び込む行為、このようなことをしていては、そこから学ぶことなどないのです。自分を成長させることが出来ません。
自力本願で、常に人間力を高め、心を磨くことの大切さを教えていただいた1冊となりました。
今日も全ての事に感謝です!