【お金は「歴史」で儲けなさい】
今日読んだ本は、
【お金は「歴史」で儲けなさい】
こちらをレゾリました。
目的設定は、
投資で勝ち続ける為には、歴史的推移を
頭に入れないと難しいのか?
三幕のトリガーワードからまとめると、
- 昭和初期の経済・金融危機にそっくり
- 量的緩和の策で景気は持ち直してもインフレにより生活は苦しくなる
- バブルの基本的メカニズムは同じ、限界値も共通
- 総融資残高GDP1.5倍~1.6倍になると危険
- ここ数年の原油高騰はオイルショックレベル
- 長期投資をしてもリスクは減らない
歴史は繰り返されるとよく言われていますが、正にその通りです。
過去に起こった経済・金融危機は、未来でも起こるということです。
このことが前提として考えることで、それに対する措置を講じなければ、また繰り返してしまいます。
そのことをわかりやすく書かれた本でした。
昭和初期にも同じようなことがありました。
太平洋戦争です。国家予算の70倍というお金を戦費として使いました。
日本では、準ハイパーインフレが起こっています。GDPの200%という債務水準に達し、
消費者物価30倍、卸売物価60倍になったというのです。
この時、資産家は、インフレと預金封鎖で資産の殆どを失ってしまいました。
マイナンバー制度により、個人資産は国に全て公開され、財産税がかかる日も近いですね。預金封鎖と言えば、ギリシャが記憶に新しいところです。他人事ではありません。
過去に日本でも預金封鎖は起こっているという現実があります。
今、中国の上海市場は不安定な状況です。中国バブルの終焉が近いかも知れません。
バブル崩壊と言うのは、基本的なメカニズムは同じで限界値もほぼ共通だということです。
総融資残高がGDP1.5倍~1.6倍になってくると危険信号です。
2012年の時点で87兆元と言われていまして、当時のGDPは52兆元ですので、
総融資残高のGDP比率は1.67倍です。もし、この数字が正解だとすれば、いつバブル崩壊してもおかしくない状況だということです。中国政府は瀬戸際に立たされているということですね。
次に原油についてです。最近、原油相場もチェックするようになったのも、歴史的背景を知ったからです。過去に二度起こったオイルショックです。
ここ数年の高騰はオイルショックレベルです。そして今は下落から上昇してきています。不安定になった原油価格とシェールガスは、これからも密接に関係してくるでしょう。原油は、今の経済になくてはならないものですから、不安定になることで経済にも大きく影響してきます。
【愚者は経験に学び、
賢者は歴史に学ぶ。】
歴史から学ぶということは、とても重要ですね。
ジム・ロジャーズも言っていますね。